錯覚
大体目が覚めたらこんな感じ
頭の中起こってることに気づいてない
嘘つきトリスが僕に言うには
「オマエノ バケノカワ ハガシテヤル」
大体目が覚めたらそんな感じ
頭の中起こってることに気づかなくない
正直者ニッカが僕に言うには
「オマエハ ホントハ ナニモシラナイ」
散々眠って夢も見ない
かなり深いところに刺さってるから
時計の針が止まっている
頭の中奴が囁きかける
この鳴り響く音象はかくも鮮やかに俺の右脳をズタズタに切り裂いてゆく
それはまるで地に堕ちた天使のように無常且つ残酷な不協和音を奏で続ける
ならば俺はこの繰り返す無言劇の終幕を見届け狂い始めた歯車に問おう
そして太陽の昇らない朝が来るまでに思考回路を再構築すべくエタノールの香る道を進み続ける